音楽が暴力になるとき


『なりたい演奏家への歩き方』講座開講!詳細はこちら


 

都心の大きなホテルのレセプション会場で、とあるセミナーが開かれようとしていた。

会場には500名ほどの参加者。

ほとんどが中高年のスーツ姿の男性である。

 

受付から、会場に入って、セミナーとパネルディスカッションが始まるまでの20分近くにわたって、なぜかずっと同じダンスミュージックが繰り返しかかっていた。

これから登壇するのは、およそダンスミュージックには関係のない、お堅い政財界のみなさんである。

しかも、相当なボリュームで。

 

なんなんだ、と。

 

ここは、クラブじゃない。

今から始まるものの趣旨に、最もふさわしくないジャンルではないのかと。

大音量と、その繰り返しにもどんどん腹が立って来て、もうこれは暴力なんじゃないかと思うようになった。

 

そう。場にそぐわない音量の音楽は

はっきり言って暴力なのだ。

 

ダンスミュージックだからダメなのではなく、それが例えクラシックだったとしても、

聞きたくない人の前で、逃げ場のない音楽は対処のしようがないのだ。

 

音楽を作っている側だからこそ、思う。

この音が誰かの幸せに繋がるようにと、願って作っているものを

暴力行為のように使われたくはない。

 

 

love and peace with music

音楽が適切に使われますように。

 

 


プレジデントオンライン・社長の参謀「クラシック音楽の参謀」連載中です。 ninoyaブログ「CDの作り手と聞き手の間」 過去記事一覧はこちらから。


 

「なりたい演奏家への歩きかた」プログラム開講します

コンサートの告知の仕方がわからない。どんなプログラムがお客様に喜ばれるかわからない。演奏活動に必要な知識がほしい。 そんな演奏家のお悩みに応え、なりたい自分の未来に近づける「なりたい演奏家への歩きかた」プログラムがいよいよ一般公開になりました。